うばすて山

昔、ある殿様が六十才になった人は山に捨てるというきまりがありました。年を取ると畑をできなくて役に立たないからです。むすこはとっさまと山に入っていきました。でもとっさまが息子が帰るとき迷子にならないように木の枝をおいていてむすこの帰り道を心配してくれると山に捨てることなどとてもできないからとっさまを連れて帰りました。しばらくすると殿様からほら貝の穴に糸を通してこいというおふれがでました。息子はわからないからとっさまに聞いてみるとほら貝の先に蜜をぬって反対側の貝の口から糸を結び付けたありをいれるというとそれをして殿様に見せるとこんなにむずかしいものができるのはなぜかと聞くととっさまが教えてくれたというと感心して年寄りでも山に捨てなくなった話です。

僕は年寄りでも生きていたら山に捨てないのは人間も苦労してここまで生きてきているからやまにはすてたくないと思います。